2008年12月3日水曜日

原丈人という生き方

日本なしでは、地球は困ると世界各国から思われなければならない。

糸井重里さんって本当にいろいろな方々とつながりがあって、かつその方たちとの対談での学びを惜しげもなくネット上に公開していただいて、本当に勉強になる。

今回は(といっても一年以上前の対談だが、僕が読んだのが昨晩なので)、実業家の原丈人さんとの対談。基本的にはベンチャーキャピタル会社のCEOをやってらっしゃるが、それに留まらず世界、アメリカの問題を日本発の技術なり人材なりで解決できないかと考えてらっしゃる方だ。

たとえばアフリカでは教育より何より食べ物がない。先進国より、余った炭水化物は送られてくるもののタンパク質が全然足りないという問題に対し、彼は「スピルリナ」というたんぱく質の含まれる割合が圧倒的に高い藻に着目し、それを先進国で栽培して現地に送り込むというやり方ではなく、現地で栽培して自立させられないかと考えた。そこで、日本の大学に働きかけ現地でも栽培できるように品種改良を行う研究を進めているみたいだ。

考えている視点が高い。非常に彼の話を聞いているとモチベーションが上がった。僕も一時期国連に入って世界の問題を解決してやるぞとか意気込んでいたが、そんなことしなくても民間で知恵を絞ればいくらだって世界を変えられるんだなということがわかった。キーワードは効率を考え抜く力だな。さて僕は何ができるのだろう。

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