2008年12月9日火曜日

新規事業の成功には“強い思い”が不可欠

ある先進のインターネット会社の社員のお話を伺って学んだこと。

当たり前に聞こえるかもしれない。

新規事業の始まりは、市場を分析してここにホワイトスペースがあって、ユーザーにインタビューしたらニーズも大きそう。社内にも技術はあるし社外でもあのベンダー使えば安く提供できるしビジネスとしても成り立つ。だからやりましょう!ではない。

「どうしても成功させたい!」とか「この困っている人たちを助けたい!」という強い想いスタートでなければ失敗してしまうのだろう。なぜなら、新規事業を立ち上げる過程には当初予想だにしてなかった困難がたくさん立ちはだかっているからだ。既得権益の壁や社内の保守派、チームのモチベーション低下などがそれだ。そうした壁を乗り越えるときにリーダーのパッションがないとくじけてしまうだろう。
当然冒頭にあげた市場分析やユーザーインタビュー、実現可能性の検討、ビジネスシミュレーションは事前にやらなくてはいけない。ただ、そこがスタートではないということだ。

強い想いを持つためには、直接経験が必要だ。たくさんの人の話を聞いて旅をして、目と耳と肌のアンテナを高く張り、自分の興味嗜好との整合性を感じる。本やインターネットなどの間接体験も大事だが、それだけでは納得感のある持ち続けられる想いを持つのは難しいのではないか。大学3年生の時から本をたくさん読み始め、修士/社会人になってからインターネットからの情報を大量に消化しはじめ、社会人3年目を前にして最近そう思うようになった。

まだ遅くない。これからは足を動かそう。いろんな人に会おう。その人しかもっていない情報を引き出そう。

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