2008年11月18日火曜日

空パッケージ

スライドを作成するとき、1枚目から完璧につくるのではなく、
すべてのスライドのメッセージだけをまず書いてしまう。

このメッセージだけを連ねたスライド群を「空パッケージ」という。

次に、そのメッセージを支えるボディを考え、
そのためにどんな情報が必要か、どんな分析をあればいいかを考える。

そうすることで、あとになって意味不明なスライドが出てくる可能性も少なくなるし、
何をすれば明確になり路頭に迷わなくてすむ。

コンサルタントは、生き残ったスライド数が重要であるという面も少なからずある。

こういったアプローチでないと間に合わない。そして、なにもこれはコンサルタントの専売特許ではなく、どんな仕事にも適用可能だろう。仕事でなくても、学術論文を書くときだってこのアプローチは大事だ。
つまり、テーマ(どういう問いに答える論文か?)が決まったならば、すぐに論文を書き始めるのだ。
最初は何を書けばいいかわからないだろうが、おそらく得られそうな結果をでっちあげて書いておく。
そのあと、実際に情報を集め、分析や実験を行う。そこから最初のでっちあげを更新、もしくは常識との差異であるからその差が発生した理由を考えるとより考察が深まるだろう。

これも一種の仮説思考だ。

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